2010年2月 2日

iPadと絵本と子どもの本と

たまにうんざりすることがあるんだけれども、インターネットっていうのは商業主義に走りすぎてるんじゃないかと思うことがある。

インターネットっていうのは、もともと大学なんかの研究機関が情報を共有するために発展したもので、そのもともとは軍事目的だったのではあるけれど、やっぱり学術的っていうか文化的っていうか、そういうもののための世界なんじゃないかと思う。

だから、ボランティアで労力を提供する人もいっぱいいたわけだし、その人たちのおかげで今日に至っているわけだよ。なんていうか、そんな人たちにとっては自己啓発で、自分が提供するツールでより良くなることが糧であって、商業目的ではなかったわけで。

で、おのずとその労力に体する評価が集まって、結果的に財を成すことになったっていうのは、当然だと思う。インフラを提供しようと思う人は、それこそ命がけで世界をつないだと思う。でも、その自らの労力を提供した人に乗っかって、自らは何の提供もせずに金儲けだけしたい人が、増えすぎたんだろうと思う。

iPadの公開で、出版とかはどうなるのかと喧々囂々なわけですけど、正直微妙な違和感は感じます。本のイミテーションの域を出ていないから、要するに安く数多く本を手にできるというだけに過ぎないから。もっとインターネット的というか、リアルタイムでリンクしまくりな知の集合体のようなものの提供が同時にないとつまらない感じがします。
書き手側にとっては、まんまupではリスクも背負うことになるし、えらい大変です。保険でもかけて弁護士探しておかないと、うかうか出せません。All About記事は正直ギリギリのラインでやってます。ほぼ個人でリスク背負ってます。

で、本は無くなるのかとチマタで言われるわけですけれども。大学で出版の勉強をしてましたが、大学の先生は絶対に本は無くならないと言ってました。それはいま、嘘だと思っています。

ただ、絵本は残るんじゃないかと思います。親が子に読み聞かせるのは、やっぱり絵本だし、たとえば、『はらぺこあおむし』をiPadで再現できるでしょうか? できません。『いないいないばあ』がiPadで再現できるでしょうか? できません。人間が繁殖している限り、絵本はなくなりません。

ページをめくると、いい塩梅で入る挿絵。次のページへのドキドキ感は、子どもには残したいものです。良書を「手に取って」ほしいものだと思います。

そんなわけで、本来インターネットという生き物が望んでいた機関、文部科学省のサイトで、良書に出会ってみようかと。

子ども読書の情報館



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