2008年11月20日


誕生前の命との会話

ウラン5歳との会話。

ウラン 「おかあさんのおなかのなか、きもちよかった」

かあちゃん 「そう」

ウ 「おかあさんの、おなかのなか、きつかった」

か 「きつかった?」

ウ 「おなかのなか、ぐるぐるまわってたら、きつかった」

か 「そう」

ウ 「きつかったから、ギュッと、おした」

か 「おしたら、お腹から外に出て来ちゃった?」

ウ 「…………ううん。そういうわけじゃない。かってにでた」

か 「もっと、お腹の中にいたかった?」

ウ 「うん」

か 「でも、出てきちゃったんだ」

ウ 「うん」

か 「そっか。おなかのなか、きもちよかったんだ」

ウ 「おかあさんの、おなかのなかで、ゆらゆらしたの、いやだった。おかあさんが、あるくと、おなかのなかで、ゆらゆらした」

か 「そう」

ウ 「ゆらゆらしたよ」

か 「おかあさんが、お腹の中のウランちゃんに、絵本を読んであげていたの、わかった?」

ウ 「なにかよんでるこえはきこえた。でも、なんのえほんよんでたのかは、わからなかった」

か 「そう」

ウ 「どのえほん、よんでたの?」

か 「ウランちゃんが生まれてから読んであげてた絵本、読んでたんだよ」

ウ 「でも、どのえほんか、わからなかった」

か 「そう」

ウ 「うまれるまえ、おかあさんは、どこにいたの?」

か 「おかあさんは、ここにいたよ」

ウ 「おかあさんは、どんなようちえんに、いたの?」

か 「おかあさんのいた幼稚園には、お庭にお山があったよ。おかあさんは、そのお山のてっぺんまで行きたくて、のぼろうとしたよ。でも、てっぺんまでのぼりたかったのに、途中までしか、のぼれなかったんだよ」

ウ 「……とちゅうまでしか、のぼれなくったって、いいんだよ」

か 「……そう……。途中までしか、のぼれなくったって、いいのか」

ウ 「うん。いいんだよ。とちゅうまでしか、のぼれなくったって、いいんだよ」


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