2008年9月10日

トトロがウチにやってきた

トトロを観た事がなかった。

さんざんテレビでやっているけれど、ウランもアトムも観た事がない。

でも、ポニョを観て気づいたけれど、かあちゃんが子どもの頃、なんて良質なアニメーションを宮崎駿さんは見せてくれたんだろう。いや宮崎駿さんだけでなく、その後スタジオジブリを立ち上げた人々。

実はスタジオジブリって、なんとなく好きになれないところがあったりして、たぶんそれは若手といわれる人たちの感性がちょっと違うような気がしていたからで。

そんな風に考えると、これまで作られた宮崎駿さんテイストたっぷりの作品が、逆に際立つように思えてくる。

あれは忘れもしないある朝。『風の谷のナウシカ』が朝日新聞の天声人語に載った。『風の谷のナウシカ』といえば、当時いわゆるオタク(という言葉もなかったけれど)的な一部のアニメファンに支持されていたコアな映画で、全国紙の、しかも朝日新聞の、しかも天声人語に載るというのは、かなり衝撃的だった。それはプロデュースの賜物だったのかもしれないけれど、その裏にあった骨太な意思を今になれば思う。

そうだ、トトロを観よう。

子どもを持っていない頃に観たトトロはかわいくて魅力的だったけれど、繰り返し何度でも観たいとまでは思わなかった。ところが、子どもを持ってみると、魅力が凝縮された作品だとあらためて思ったり。

そんなわけで、『となりのトトロ』のDVDを買ってしまいました。

トトロのテレビ放映を録画してもいいのだけれど、宮崎駿監督の絵コンテがついているというので、それなら買ってもいいとDVDを手に入れたわけです。で、子どもたちは何度も観ている訳で、これが何度観ても新鮮に思えるのがやっぱり凄い。

その上、絵コンテがやっぱり上手い。動画になった絵よりも相当上手い。これだけで鑑賞できる。映画を観ていて「あれ?」と思う画が、絵コンテではきちんと描かれていたりする。

それはきっとポニョでもそうなんだろな。「あれ?」と画もあったけれど、それは原画や動画でそうなっちゃったんだろうな。

安定した画のハイジやコナンのクオリティって、今思えば本当に凄くて、今の子どもに見せたいと思うのは、この時代の熱を持ったアニメーション番組だったりする。

というか、あの年代の映画や番組を、もう一度映画館やリアルなテレビ放送で流したらいいのにな。

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