2008年9月 8日

インターネットは本当に便利だ

つくづく、インターネットがあって、今はいいなと思う。

「インターネットって何?」という時代に、インターネットがまだケーブルでつなぐしかない、ほんの一部の人のものだった時代に、「インターネットでネットサーフィンしよう」なんていう雑誌を作ってた。作りながら、「いったい誰がインターネットなんかやるの?」と思ったり、「これなんの役に立つんだろう?」と思ったりしながら、インターネットが何かの役に立つ道を探していた。

妊娠して、産院を探そうと思ったら、いったいどこに産院があるのかわからなかった。電話帳を見ても、区ごとに冊子が別れているから、区内の産院しかわからない。それでも探して産院に行ってみたら、どこももうつぶれかけな感じだった。まぁ個人病院で産みたい思ったからだろう。結局、機能していそうな個人病院をみつけたのは、雑誌の隅っこに書かれたほんの一行の情報からだった。もっとも、その産院も行ってみればひどい産院だったわけだけれど。

まだマスコミで話題にもあがっていなかった。産科の崩壊が伝えられるようになったのは、それからしばらく後のことだった。そう現実はいつも多くの人が知る前にとっくに動いている。残った数少ない産院に人が押しかけて産む場すらない。産院の医師の過酷な状況。その発端に自分がいたことを、ずっと後になってから知った。インターネットで。

読める限りの本を読んだ。読めば読むほどわからなくなった。生まれる子のアレルギーを防いでやりたいと思った。防ぐには、母乳で育てるのが正しいらしいのはわかった。さて母乳で育てようと思っても、母乳で育てる指導をしている所がない。産んでから出ない場合には行く場所があるらしいけれど、産む前から準備しておきたい。産む前から備えておくのが母乳育児には大事らしい。ところがどうすればいいのか、その答えはどこにもなかった。助産師さんをつかまえて聞いた。でも言う事が人によって違う。あいまい。具体的にどうするのか教えない。わかってない。

今なら、産院を探そうと思えば、ネットで検索すればすぐに見つかる。
母乳で育てようと思えば、具体的な方法がいくらでも出てくる。
ブロードバンドが広まった最初の頃はかたよった情報が多かったけれど、今は情報が増えたことで淘汰されるようになった。

やっぱりYahoo!はエライ。最初は「何だよその社名」と思ったけれど。なんでヒロスエなんだつまんないCMだと思ったけれど、人いっぱい増やしてくれた。
やっぱりGoogleはエライ。勝手に来て勝手に集めていくけど、それってインターネットだ。
ニフティもエライ。日本でここまでインターネットが広まってるのはなんだかんだいってニフティがあったからだ。最初はNIFTY-Serve嫌いだったけれど。

おかけで、今から赤ちゃんを産もうっていう人は、あやしい話に惑わされることなく、多くの選択肢を知ることができるし、納得した上で選択することができるようになった。

本とか雑誌とかでやってることを、そのままインターネットでやろうと思ってる人がいる。本とか雑誌とかが、いったい何を教えてくれたっていうんだろう? そんなもの何の役にも立たなかった。命をお腹にかかえて、その時知りたかったことは、本や雑誌なんかには、ほとんど無かった。それをまたインターネットに流そうっていうんだから、その目論みを持つ人はもう死んでる。

今なんだ。救われたいのは今なんだ。


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