ビスフェノールAが胎児や新生児に影響を与える
ポリカーボネート樹脂の原料ビスフェノールA。環境ホルモン。微量が熱湯で溶ける。ポリカーボネート製の哺乳びんや食器もある。
プラスチック製品の原料になる化学物質ビスフェノールAが、現行の安全基準以下でも胎児や新生児に影響を与えることを国立医薬品食品衛生研究所(衛生研)などがラット実験で確認した。厚生労働省はこのデータを踏まえ、内閣府の食品安全委員会に評価を諮問する検討に入った。
実験では、母ラット5群に、妊娠6日目から出産後20日まで、ビスフェノールAを毎日投与。与えない群も含め、胎盤や母乳を通じた影響をみるため、生まれた子の発情期など性周期を約20匹ずつ長期間観察した。
大人に相当する生後7カ月になって比べると、人の1日摂取許容量の体重1キロ当たり0.05ミリグラム、それ以下の0.005ミリグラムと、同40ミリグラム以上の高い量を与えた3群の計5群の子ラットに発情期が続くなど乱れが起きた。
「ビスフェノールAが中枢神経に影響を与えたためと考えられる」と衛生研の菅野純・毒性部長。
「発達段階にある胎児や子供には微量でも中枢神経や免疫系などに影響が残る可能性がある」。
むぅ。
そのものズバリのサイトがあるんですね。
ビスフェノールAのホームページへようこそ(ビスフェノールA安全性研究会)
ここを見ると、ビスフェノールAは、ひたすら「リスクは殆どない」「影響はない」「異常が認められない」なんですね。胎児でも。
カナダでは。
カナダのクレメント保健相は18日、樹脂原料のビスフェノールAを含むポリカーボネート樹脂で作られたプラスチック製哺乳(ほにゅう)瓶について、輸入、販売、広告を禁止する方針を明らかにした。日本では、環境省の作用・影響評価で、ビスフェノールAについて「人体影響は明らかには認められなかった」としている。
アメリカでは。
ビスフェノールAについては、米国では、厚生省などの専門家グループが14日に「人体の成長に影響する可能性は無視できない」との報告書案を公表。小売り大手の米ウォルマート・ストアーズも「来年前半までにビスフェノールAを含む哺乳瓶の販売をやめる」としている。
おや。さっきのビスフェノールAのサイトでは「影響ない」なのに。どーなってんでしょうね。
記事に記載されている謝辞や著者の所属を検証することで、彼らはどの研究が産業側から資金が出ており、どの研究が政府から資金が出ているかを決定した。その後彼らは、研究調査が有害影響を見出したかどうかに関し資金提供源の影響を検証した。結果は下記のテーブルに示すとおりである。
有害影響あり 有害影響なし
産業からの資金 0 11
政府からの資金 94 10
ボンサールとヒューズはこのテーブルの統計的分析を示していないが、資金供給源と有害性なしとの関連性は非常に顕著である(カイ2乗分布 Chi-square = 54.5; p <<< 0.001)。
ふーん。そうか。
ありがとうボンサールとヒューズ。
子宮内曝露で成人の肥満・早熟・精子数の減少・前立腺腫瘍増殖・自然流産とダウン症候群・胎児死亡・乳がん・免疫機能障害・抗酸化酵素の減少・脳内化学の変化・脳内半陰陽・脳中シナプス形成の変化・行動変化(攻撃性・学習障害・性行動変化・母性行動の減少・麻薬耽溺)とのこと。
曝露を削減するために個人によって取られる措置を正当化するために十分な情報が必ず現れるであろう。しかし、BPAは広範に使用され、多くの製品中に表示もなく混入しており、排水中に多量に含まれて国の水系に流れ込んでいく。このことは個人の努力だけでは曝露を防ぐためには十分ではないということを意味している。
哺乳びんや食器に使いさえしなければいいってわけじゃないってことだね。
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コメント[2]
社会全体がそれに気づいた時には既に遅い…てなことって、意外とあるんですよね。
何となく知っているだけでは子供たちを守れない。
環境ホルモンの影響は確実に子供たちに出てきているんじゃないのかなぁ…と、自分勝手に思っています。
Posted by アンティーク・マム at 2008年5月15日 02:50 | 返信
そうですねぇ。今のオトナたちは「近頃の子どもはキレやすい」とかよく言ってますけど、そういう子どもを作り出した世界を作ったのはそう言ってるオトナなんですよね。
たしかにポリカーボネート便利なんですよね。その恩恵で生活できてるんですけどね。しかしまぁいろいろな説があるもんですね。
Posted by jun at 2008年5月15日 23:33 | 返信
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