2008年2月21日

おむつ交換台は欠陥商品なのか

おむつ交換台から落ちた赤ちゃん、後遺症もなく元気なんだね。
よかった。

うちの近くの大型めのスーパーに行って、おむつ交換台を使ったことがある。おむつ交換台を使ったのは、それが初めてだったか、2度目か3度目か、そのぐらいだった。

ベルトが切れていた。切れていたのではないかもしれない。引き出せなかったのかもしれない。マジックテープをつけることはできなかった。とにかく用を足せないベルトがついていた。

その足で、そのスーパーのお客様ボックスに、おむつ交換台を使うことができないと書いて入れた。
ずいぶんたってから、また行ってみたら、なおされてはいなかった。
もう二度とそのおむつ交換台を使おうとは思わなくなった。

こういうものって、製造物責任法ってどうなってんのかな?
こっちだって、命がけで必死なものだから、そういうことを思う。

設計上の欠陥が認められる可能性もあるというのが、国民生活センターの小委員会の結論。

同乳児の様子を見ないまま手洗い行為をしたことを含め、母親としてオムツ交換台及トイレの使用方法は無理のないものであったというべきであり、特に人とおしゃべりをするなどして同乳児を無視してこれを放置したなどの異常行動があったわけではない。

ショッピングセンター内の多目的トイレに設置されたオムツ交換台から乳児が転落し負傷した事故(国民生活センター消費者苦情処理専門委員会小委員会助言)(報道発表資料)_国民生活センター

そうなんだ。
最低限の人間としての行動を取ってるだけなんだ。それなのに事故が起きるっていうのは、どういうことなんだろう?

結構な数のおむつ交換台が、親だってトイレを使うということを考えていなくて、大人のトイレから離れたところにあったりする。青山のこどもの城ですらそうなんだ。もっともこどもの城にはベビーシートつきトイレもあるけれど。だからそっちを使う。でも、結構な数のショッピングセンターでは、授乳室とおむつ交換台が一緒になっている。赤ちゃんの用しか足せない。しかも大人のトイレにはベビーカーが入らなくて、親はトイレに行く事ができない。これどうしろっていうんだろう? ベビーカーから赤ちゃんをおろして、赤ちゃんを抱っこして、荷物を抱えて、トイレに行くしかない。すでに物理的に無理。アカチャンホンポですらそうなんだ。

本件オムツ交換台のすぐ上部のステッカーには「警告 お子さまから目を離さないでください 落下のおそれあり!」と書かれてはいるものの、シートを使用するため引き出した際に現れる「使用説明ボード」には、「ベビーシート・α」 と製品名を記載し、乳幼児のオムツ交換台としての印象を減じて、乳幼児のベッドのような一時的に預けて目を離すことが可能なものであるかのような印象を与えるものとなって おり、本件メーカーの見解とは異なった表示をなしている。そして使用明ボードでは、 シートに付属されたベルトを「安全ベルト」と称して、「必ず安全ベルトをご使用ください」 などと「安全べルト」という言葉を繰り返し使用し、一部は赤色で強調されている。これらの説明や表示は、乳幼児がベルトから抜け落ちることも想定され、ベルトはオムツ替えをする際の乳幼児の横ずれを防止するためのあくまでも補助的なものとする本件メーカーの見解とは異なったものとなっており、べルトをしていれば落下を防止できる安全なものとの認識を抱かせるものとなっている。
これらの点からすると本件オムツ交換台が危険なものであり、重大な結果を引き起こす可能性のある転落事故を防止するための警告や説明とはなっていないというべきであり、 少なくともこの点だ゙けからも、本件オムツ交換台には指示・警告上の欠陥があったことは 明らかであるというべきである。

ショッピングセンター内の多目的トイレに設置されたオムツ交換台から乳児が転落し負傷した事故(国民生活センター消費者苦情処理専門委員会小委員会助言)(報道発表資料)_国民生活センター

そうなんだ。
何かが変だと思ってた。
「このベルトで止めておけば大丈夫なのかな?」と思うんだよね。使うと、予想外のことがおきる。「おむつ交換のための製品なんだから大丈夫なのかな?」そう思っちゃう。ところがそうじゃない。

そういうことって、いっぱいあった。
たとえばベビーベッド。柵があるから大丈夫かな? と思っても、柵をよじのぼって乗り越えちゃった。
ハイ&ローチェア。ベルトで止めておけば大丈夫かな? と思っても、ハイ&ローチェアごとジャンプしてた。もうその頃には、「ベビー用品てこんなもんなんだな」と信用しなくなってた。

まぁでも難しいものなんだろなとは思う。
なまの赤ちゃんを使ってテストするのもできなかったりするんだろうし。
モニターしてもらうにしても、万一の事故のリスク承知でモニターする人もそういないのかもしれない。でも。

でも、少なくとも、自分で赤ちゃんを育てたことがあれば、ベルト1本で止められるものではないと、テストやモニターしなくてもわかるんじゃないかと思う。自分で赤ちゃんを育てたことのない人が、赤ちゃんを育てる製品を作っていて、施工している。まぁそうなんだろうな。

そんなことを思うと、自分の子どもを育てるためのものは、結局のところ親が自分で作るものなのかもしれないなと思ったり。

<ブログ内関連リンク>
育児な手帖: おむつ交換台で乳児の転落事故推計100件


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