日の当たる場所へ
ぽかぽか日和。アトムと手をつないでデート。
小さな手を、ぎゅぎゅっと握る。
「痛いよ」よアトムが言う。
この手をつないでいられのは、いつまでなんだろう?
日差しの降り注ぐ川原で、電車が来るのを見る。
ふたり、並んで見る。
電車、アトムがお腹の中にいる時、よく見に来た。
「あれが電車だよ」。
お腹の中のアトムに話しかけていた電車。
「おかあさんとふたりでいるの、楽しい?」と聞くと、
「うん」と、はにかんで言う。
ぽかぽかと日が当たる中、ふたりきり。
この時間がいつまでも続いたなら、どんなにいいだろう。
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