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2008年01月22日
蒲田東急プラザの観覧車に、ふたりで乗る
何もかもエスケープし、アトムとふたりきりで午前中の時間を過ごす。
春からは小学生。ふたりきりで過ごす時間など、この先二度と無くなるんだろう。
東京に住んでいる人は、東京タワーに昇ったことがなかったりする。
いつも見ているのに、いつでも昇れると思うとなかなか昇らなかったりする。
ついに一生昇らないままで、終えたりする。
蒲田東急プラザの屋上には、小さな観覧車がある。
蒲田駅からいつでも見える小さな観覧車。
いつでも乗れるだろうからと、乗ることはなかった。
でも、小さな観覧車に乗って喜ぶなんて、幼稚園児の今しかないんだろう。
小学生になって成長していけば、こんなに小さな観覧車に乗って喜ぶことなんて、無くなるんだろう。
かあちゃんとふたりきりで観覧車に乗ることも、無くなるんだろう。
そうだ。乗ろう。あの観覧車に。
いつでも乗れるんじゃないんだ。
今しか、乗れないんだ。
「ねぇ、乗ってみようか、あの観覧車に」。
「うん!」。
販売機でチケットを買う。大人も子どももひとり200円ぶんのチケット。
人けがなく閑散とした蒲田東急プラザの屋上。
誰も乗っていない観覧車に、かあちゃんとアトムのふたりだけで、乗る。
線路が見える。電車が走っている。
四方をさかんに見回しているアトム。
みるみる上がっていく。
蒲田の街が広がり、やがて東京の街が広がる。
一番上は、高い。とても高い。
そうだね、7階建ての東急プラザの屋上だから、観光地にあるような大きな観覧車よりも、高い場所に来ているのかもしれない。
晴れた日には観覧車から富士山が見えるのだという。
今日は曇天。でもいいんだ。富士山を見るために乗ったわけじゃないから。
やがて東京の街が消え、蒲田の街が消え、たった3分半の小さな観覧車が終わる。
かあちゃんとアトムの、ふたりきりの時間も終わる。
夜眠る前に明かりを消すと、「観覧車、楽しかった」と、アトムが暗闇の中でほほえんで言う。
<参考リンク>
蒲田東急プラザ プラザランド店
Date : 2008/01/22 22:30
Posted : jun
Category : 育児なおでかけ
Tags :
蒲田
, 観覧車
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コメント
junさんこんにちは。
ちょっとしんみり・・・でも良いお話ですね。今が一番いい時かもしれません。うちのコテツも4月から小学校、明日は入学説明会でかあさんが行きます。そうそう、ランドセル早く買わないと!(もう少し安いといいんだけどー)
本年もどうぞよろしく御願いします(^-^)
Posted by : 寅の子文庫 : 2008年01月23日 16:37
寅の子文庫さん、ありがとうございます。
ときどき、ずっといまのままの6歳でいてほしいなぁと思ったりします。そういうわけにもいかないですけどね。
コテツちゃんも、春から小学生なのですね。そうそう、準備もしなければ。おめでとうございます。
Posted by : jun : 2008年01月23日 23:18
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