2007年10月27日
ある流産(4
子宮には大きなポリープがあった。子宮にポリープができることは滅多にないらしい。体の異状をいくら訴えても、だから、どの医師も検査をしてくれなかった。ようやくポリープが発見された時、ポリープはかなり大きくなっていた。このポリープがあると妊娠できないだろうと言われた。
でも、子どもを持たなければ、それはそれでもいい。妊娠するためにポリープを取るというよりも、体がつらいために取ってほしかった。でも、医師たちは、妊娠できるようにと、ポリープを取ることを勧めた。何回も診察を受ける。何回も内診台に乗る。
ポリープを取る。麻酔を受ける。全身麻酔。意識が遠のく中で、掻爬の感覚を感じる。痛い。たとえようもなく痛い。間もなく意識がなくなる。
入院は1日で終わる。麻酔が切れたあとも痛みは残る。
「すぐに妊娠すると流産する恐れがありますから、2、3ヶ月経ってから妊娠を考えてください」。
痛みはしばらくすると消えた。
ただ時が過ぎた。妊娠してもいい期間に入った。
ポリープを見つけた近所の婦人科クリニックの女医は、基礎体温を測るように言った。妊娠させようと思ったのだろう。排卵誘発剤を使うこともできるという。
どうしても子どもを望んでいるというわけではなく、子どもが欲しいノイローゼとかでもない。でも子どもがいらないというわけでもない。言われるがままに、基礎体温を測り続ける。
持病があった。まだ一般の病院では治すことができない。大学病院の治験を受けるしかなかった。でも、いつか妊娠するのなら、治しておきたかった。どこに行っても医師たちは、まともに診ようとしなかった。でも、治験をした医師は、しっかりと診てくれた。治療を受けた。検査は苦しかった。でも、治療の効果はみるみる現れた。
その持病の経過観察のための検査を受けた。麻酔をした。
それは後になって数えれば、妊娠のごくごく初期だった。
そんな中での妊娠だった。
妊娠週数、ずれていないはずだ……。
Date : 2007/10/27 21:27
Posted : jun
Category : よもやま
Tags :
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