自分の育児に役立つことは、どこかのだれかの育児にも役立ったりそうでなかったりなメモ 育児な手帖

« ある流産(2 | メイン | ある流産(4 »

2007年10月26日

ある流産(3

近所のクリニックの女医さんに紹介状を書いてもらう。その産院の名を告げると、意外な顔をされる。大学病院や大きな総合病院への紹介をすることが多いのだろう。とまどいながらその女医は言う。「……合うと思いますよ」。

紹介状を持って、産院へ行く。最初に説明をしたのは医師ではなく助産師。
「では、診察しましょう。ご主人もよろしかったら一緒にどうぞ」。小部屋の中の内診台の横に、夫も来る。エコーの画面を見てほしかったんだ。まだこれ見ていないでしょう? ほら、ここにいる、赤ちゃん。
お腹の上に降ろされたカーテンの向こうから、画面を説明する医師の声。「これが、赤ちゃん、これが心臓、心拍があります」。

「おめでとうございます!!」。
内診台を降りて、診察室へ行くと、医師のまわりを取り囲む6、7人の助産師さんたちが、いっせいに笑顔で声をあげた。
小さな小さな、お腹の赤ちゃんのエコー画像をもらう。
「この週数にしては小さいけれど、これは排卵がずれていたんだね」。医師が言う。

そんなことはない。だって、基礎体温、つけていたんだ。そんなことはない……。
そこに、カルテのところに、基礎体温表が添えてある。それを見れば、わかるはず……。
でも、つわりが苦しくてしゃべれない。

大勢の助産師さんたちに、にこやかに、送り出される。

ああ、私って、妊娠したんだ……。


Date : 2007/10/26 21:51
Posted : jun
Category : よもやま
Tags : None




トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
※ 下記URLの大文字「MT」を半角小文字「mt」に変換してご利用ください。
http://ikuji-na-techo.com/cgi/mt/MT-tb15.cgi/1816

コメント

 いままで、ここでコメントしたとがないときは、コメントを表示する前にこのウェブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。




保存しますか?