箱根ロープウェイの大湧谷駅で黒タマゴ
箱根ロープウェイにふたたび乗り、大湧谷駅で降りる。
登ってみますか、あの山へ。
子どもたちを連れて、石段をえっちらおっちら。3歳児でも、サンダル履きでも、登れるんだね、結構お気軽なプチ登山。ちょろちょろと道ばたを流れているのは温泉。あったかいよ。小学生の研究グループが温度を計っている。上流に行くにつれて温度が上がっていくんだって。
ウランの手をひき、よいしょよいしょ、階段を昇る。それにしても日差しが暑い。温泉が流れているのもあって、さらに暑さ度が増す。「暑い」というウランのために日よけの傘を差していたけれど、狭い山道で往来する人の多さに傘を閉じる。
もくもくと煙の上がるところまで到着。玉子茶屋が。おお。黒タマゴ作ってます。やっぱりここへ来たからには、黒タマゴ食べなくちゃね。食べると長生きするんだってね。6個入り。
暑い日差しの下で、ブクブクと地球から沸き上がる温泉のゆげもうもうですごく暑い。アトムはまだしも、ウランはもう、食べたら帰りたい。
でもさ、ここに昇ってこられるというのは幸せなことだよ。そうそう昇れるところじゃないよ。ケーブルカーに乗ってロープウェイに乗って、山を昇って、ようやくたどり着くことができるんだから。
赤ちゃん連れではなかなかここまでは来られない。お年寄りでも来られない。自分の力で歩くことができるから来られる所なんだよ。子どもたちが成長したからここに来られるんだ。
それにしても、バスでやってきた団体のすごいことすごいこと。山を昇っているのはほとんどが日本人ではないよう。中国の人? かあさんは、何度もその団体の一員らしき人々に傘だので押しのけられる。なんか、なんていうか。いったい今の箱根って……。
売店のトイレに入ってみると、子どもが使いやすいようでもなく、長い階段を降りなければならず。子ども連れの人たちが「あっちへ行こう」「いやこっちだ」。まぁケーブルカーの駅が新しくてキレイで設備充実だからそっちを使うのが賢かったかな。でも、駅まで歩くといえば歩くし、階段がなにしろ多い。バリアフリーなんて言葉がなかった時代の建物が並ぶ。
大湧谷が華やかなりし頃は過去なのか……。新婚旅行で箱根なんて、それは昭和の話なのかな。家族で箱根っていう時代でもないのかな。ちょっとさみしいな。
黒タマゴは、ホントにおいしくて。
また玉子茶屋へ食べに来られる日があったとしたら、その時、子どもたちは何歳になっているのかな。
その時、この大湧谷から始まるハイキングコースを歩くことができるほどに成長しているのかな。
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