スモックにスナップボタンをつけて幼稚園の入園準備
スナップボタンとか、つけるのは、どちらかといえば得意な作業でした。
ウランの幼稚園の入園準備。
スモックにスナップボタンをつける。
あぁ針がうまく動かない。糸もふわふわと指にまとわりついて思うように縫えない。ここのところずっと座る間もない毎日で、手芸もできない期間が長かったから、指先が針を使うことを忘れちゃったのか。それにしても針の運びを何度も間違える。縫っている横で子どもたちが「おかあさん見てー」「おかあさーん」と、のべつまくなし話しかけてくる。集中などできようはずもなく。でも子どもたちに縫っているところを見せようと思ってそばで縫っているのはかあちゃんだ。それにしてもやたらと子どもたちに作業が分断されてうまくいかないものがよけいにうまくいかない。
これはきっと針がちょっと太いから縫いづらいんだ。糸も細すぎる。100色セットのヤワな糸だから指にまとわりついて縫いづらいに違いない。一度縫った糸をほどいて、もっとしっかりした糸を探す。色の合う糸は手縫い用の絹糸しかないけれど、この糸の方がずっとマシ。それにすぐ切れてしまうような糸でスナップボタンを縫ったんじゃ、ウランが幼稚園で困った思いをしてしまうじゃないか。
縫い直し。取り替えた絹糸で縫って、スナップボタンを開け閉めしてみる。すると薄いスモックの生地がスナップボタンに引っ張られる。子どもがスナップボタンを開ける時って、布を引っ張っちゃうんじゃないかな。これじゃ布がもたない、糸穴が広がってやがて布に穴が開いてしまう。生地の裏にあて布をしてからスナップボタンをつけた方がよかった。
縫い直し。綾テープを切って、スナップボタンをつける位置の裏に添える。針は相変わらずすべりが悪い。糸はつるつる逃げる。乾燥しているせいもあるんだろう。こういう時は何回縫ってもうまくいかない。縫って、スナップボタンを止めてみる。あぁ、ずれちゃった。
縫い直し。
こんなふうにして過ぎていく、入園準備の一日。
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コメント[4]
こんにちは。
入園準備、ウランちゃんもとうとう入園なんですね。
今日、私も次女の入園準備で、手提げ袋に刺しゅうさしてました。
junさんのお気持ちが伝わってきて、思わずコメントしてしまいました。
面倒だとか、そういう気持ちじゃなくて、一針一針、ウランちゃんのことを思って、作ってるっていう気持ちが。
親から離れて、はじめてひとりで通う幼稚園。
だからこそ、少しでも使いやすいように、丈夫なように、愛着をもってもらえるように、とちょっとしたことにも気を使うんですよね。
それから、子供たちに作業を見せようという姿勢。それも私と重なります。2年前に長女に作った手提げ袋を、長女は本当に気に入って大切にしてくれてます。「他の子は、アイロンでくっつけただけなのに、お母さんは刺しゅうしてくれたんだよね」っていまだに言いますから。
母親がしていることに無関心なように、あれこれしゃべりかけてくる子供たちだけど、その時していたことはきっと覚えているのでしょうからね。
もうすぐ、春ですね。
入園、楽しみですね。
Posted by ranrunrin at 2007年2月13日 01:12 | 返信
junさんの記事とranrunrinさんのコメントを読んで、
なんだか、ジーンとしてきました。
今年で通園終了なので、いろいろ思い出してしたところでしたので。
お二人の想いが、伝わってきます。
思えば3年前の今頃。
二人分の入園用意にもかかわらず、長男と同じにしてやりたくて、
持ち物すべてに、それぞれのマークを刺繍していました。
同じデザインで、髪型を変えた男の子の顔の刺繍…。
大変なんだけど、想いを込めて刺すひと針ひと針が、楽しかったなぁ。
子供たちも、大切にしてくれるんですよね。
…ですが、我が家はなんと言っても3兄弟。
スナップだの、ゴムだの…って、何度、付け替えたかなぁ。
Posted by アンティーク・マム at 2007年2月13日 13:52 | 返信
ranrunrinさん、ありがとうございます。なんだか私まで涙ぐんでしまいました。
たかが小さなスナップボタンつけるのに1日もかかっちゃって、アタシ何やってるんだろう…と、情けないやら鈍った腕にいらだつやら…、適当に流してとりあえずつければいいことかもしれないけれど、「でも…」とやり直してしまう。
幼稚園の入園準備の品々は、手作りする人は本当に少ないです。ミシンがない、苦手だから、と、業者に出してしまったり、母親(おばあちゃん)にやってもらったり、という人、多いです。きっと、「頼んじゃったからラクだわー。忙しいのに自分で作るなんて、タイヘンねー。あー頼んでよかった」なんて思っている人は多いんだろうなと。今頃、自分で手を動かさない人たちは何やってるのかなぁと。
そんなことをふと考えてみたり。
幼稚園の入園グッズくらいは、ミシンがなくても手縫いでも作れるし、売り物にしようというわけではないから、作りが粗くてもいいんだし、壊れればまた作ればいいんです。でも、いろいろ理由をつけて、一切作らない。作ったとしても面倒でイヤイヤ。あまりにもそういう人が多くて孤独な気分にすらなります。
既製品にアップリケひとつつけるだけでもいいのに。初めて入園グッズ作る人のための講習会だって手芸店でいくらでもやってるのに。自分の子どものものなのに…。その子が大きくなって子どもを持ったとき、子どもに何かを作ってあげられるんだろうか…。
スナップボタンひとつ付ける間、ずいぶんと哲学的な思考回路になりました。
入園を一番楽しみにしているのは、どうやら娘本人みたいですね。
Posted by jun at 2007年2月13日 18:10 | 返信
マムさん、そうそう、しました、刺繍。
手間がかかるのに、なぜか、刺繍をしなきゃ…って、思っちゃうのはなぜなんでしょう。どこかに刺繍をしないと気が済まないというか。
昨日、また珍しくテレビの前にちょっと座って久しぶりに『東京タワー』を見たのですが、おかんが息子にあれこれと世話を焼いて、破れたジーンズ(ファッションで)にアップリケしたり繕ったりしているシーンが続いて…あれ、子ども側にしてみたら嫌なんですよね、でも…見てると泣けてしょうがないわけなんです。男の子、すぐ服が破ける、洗濯もひんぱんだからゴムも緩くなる。穴が開いてないかズボンはずり落ちていないかいつもいつも気にする習性が、息子が小さな頃から積み重ねられて母の身についてしまうんですよね。
今、たいていの人は服に穴があいたら捨てるんでしょうね。ゴムがゆるくなったりボタンが取れたりしたらリサイクルショップに売っちゃったりするんでしょうね。
針に思いを込めるというのはマイナスに取られる部分があるのも確かだけれど…(時代によっては千人針とかも連想されますし)、大昔から引き継がれてきた手刺繍は、やっぱり、時代の変化に負けない美しさと、人の心に残るものがありますね。
Posted by jun at 2007年2月13日 22:39 | 返信
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