自分の育児に役立つことは、どこかのだれかの育児にも役立ったりそうでなかったりなメモ 育児な手帖

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2006年10月08日

ちいさな男の子

ふと気がついたことがあります。

まだ1才2才のアトムを連れて、毎日いろいろなところへ行っていたころ。
同じくらいの年齢の女の子をひとり連れたおかあさんが、たいてい、避けるようにして、まるで汚らわしいものでも見るかのようにアトムを遠ざけていることがよくあり。

たとえば早朝。まだ誰もいない公園。
階段で小石をころころと転がして遊んでいたアトム。
小石の奏でる音はまるで音楽のようで、
コロンコロン、コロコロン…。
その転がるさまを楽しんで小石を転がしていたアトム。

まだ誰もいない、広い公園だったけれど、2才くらいの女の子を連れたおかあさんが、こっちにいきなりやってきた。
「石を投げないで! ちいさな子がいるのに!!」

吐き捨てるようにそう言って、他にいくらでも遊ぶ場所のある広い公園で、その階段を、女の子の手を引き、昇ってきた人。「石なんか投げて…!」。

「ちいさな子がいる」? そっちの女の子の方が大きい。年齢も上だろうに。
いったい、まだ1才のアトムが、他人を傷つけるために小石を投げているとでも思っているのだろうか? 小石の奏でる音を聞いていることを、この人はわからないのだろうか? 朝早い、まだ誰もいない公園、この小石がいったい誰にぶつかるというんだろう? 広い公園、わざわざここに寄ってこなくても、遊ぶ場所はたくさんあるのに。小石を転がして遊んだことが、あなたにはないのか? 石を観察したことがないのか? いったい、光る石にしか興味がないのか?

そんなことは、いくらでもあった。
たいてい、女の子をひとり連れている人だった。

なぜ、女の子をひとり連れている母は、アトムを見るだけで、避けたり、汚らわしいものを見るように見るんだろう?
ものすごく不思議なことだった。

ふと、そのわけに気がついた。
今の母親は、赤ちゃんや幼児に接したことがないまま子どもを産むとよく言われる。
最初に女の子を産んだ母は、ちいさな男の子がどんなものなのか、よくわからないまま、公園デビューとかしたりする。児童館とか行ったりする。そして、そこで初めて男の子を見る。よくわからないから、「男の子って乱暴なんだろう、女の子にモノを投げつけたりするんだろう、危害を加えるんだろう」と思い込む。

男の子全てが、暴力するわけじゃない。むしろ優しい男の子は多い。好奇心でいろいろなものに手を出すことはある。1才の男の子がものを投げて遊ぶのは、悪意があるのでなくて男の子の生理だ。それは、腕の筋肉が発達している時期だからで、他人を傷つけるのが目的ではない。それは乱暴なことと同一ではない。その腕力で女の子を守り、抱きかかえてあげようとがんばる男の子だってたくさんいる。
でも、それが女の子ひとり連れた、母の彼女たちにはわからない。

それは、ちいさな男の子に触れた経験がないからだ。
核家族だ少子化だと言われ、赤ちゃんや幼児に触れたことがないまま子どもを産んだからだ。男の子=乱暴、暴力、危害を加える…そうとしか思っていない。

なんていう、ステレオタイプの見方しかできないんだろう。
そんなことに、ようやく気がつく。


Date : 2006/10/08 21:47
Posted : jun
Category : よもやま
Tags : 女の子 , 男の子




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コメント

わかるなぁ…。
読んでいて、ジンワリと涙が出てきました。
ウチの長男は、優しすぎるくらい…。
もちろん、手を出すような事はありませんでした。
あるとき、階段につまづいて、前の女の子…しかも年上…に
少しだけ、触れました。
押した…と言うよりは、触れた程度です。
「○○くん、押さないでね!」そのお母さんは言いました。
不幸なことに、その当時、周りには、女の子姉妹の家ばかりでした。
「男の子なんだから、女の子に優しくしないと。」と
何度も何度も言われました。
でも、結局、その彼女達の親娘にひどいことをされ、今に至るわけです。
「女の子の、どこが弱いのよ。みな、親娘して、強いじゃないの。」
そう思った私です。
ウチも、沢山あります。
でも、言えません。
男の子の親だから…でしょうか?
いや、多分言っても解からないと思うからでしょう。
…理不尽だと解かっていても。

でも、ワタシは、いま、3兄弟の母で、最高に幸せです。
男の子の優しさは、彼女達には経験できない、甘く幸せなものです。
オットたちのそれとは、また、違いますもの。
それでも、叫びたいコト…ありますよ。

男の子と言うより、子供に接したことのない大人が多い。
だから、自分の子だけが、かわいいって人も、意外と多い。
そして、自分の娘のオットとなる男の子に、注文が多いものです。

やはり「子育て世紀末」…って言えないでしょうか?

Posted by : アンティーク・マム : 2006年10月09日 10:28

マムさん、コメントが入りづらかったようで、すみません。スパム対策をいろいろとしているのですが、それがうまくいっていなかったようです。ご指摘ありがとうございます。

そうだったのですか…。少しおつらいことを思い起こさせてしまったでしょうか。
私は素朴な疑問というかんじで、不思議だったんですよね、そういう過剰反応が、なんでなのかなぁ…? と。で、ふと、「あ、そうなのか」と、今頃思いついたわけなんですけど…。

もしかして、ちいさな男の子に目クジラたてる人というのは、男性に暴力をふるわれてばかりいたおかあさんだったりするのでしょうかねぇ…。だから、男の子の行動に過敏になってしまうとか…。そう考えると、深いものがありますね…、うーん…。

Posted by : jun : 2006年10月09日 21:31

こんばんわ。ウチも男の子です。最近2人目の男の子もうまれました。マムさんのコメント読んで嬉しくなりました。みんなから「男の子2人で大変ネェ」といわれることが多くて。親は楽しみなくらいなんですけどね。私もjunさんと同じような思いしたことありますよ。だから今では見知らぬ女の子一人連れたお母さんがいる時は、こちらから場所を変えちゃいます。おとなしい男の子一人連れたお母さんも同じ感じですよね。うちの子は一緒に遊びたくて強引な態度に出てしまうのだけど、それが理解してもらえず嫌なカオされちゃうことが多いのです。で、理解を求めてもムダだと踏んで逃げちゃいます。以前、公園で聞こえよがしに「ジャイアンがきた」っていわれてコリました。ジャイアンを乱暴者のガキ大将とだけしか見れない人とは相容れないです。でもなんでジャイアンのかわいさに気づかないのかなぁ。きっと自分方向からしかモノが見れないのでしょうね・・・。型どうりにしか遊あそべない子より、小石の音すら遊びに変えてしまえる子のほうが豊かであるし、わが子にはそうであって欲しいと思います。

Posted by : ゆん : 2006年10月09日 23:08

ゆんさん、ふたりめのお子さんのご誕生、おめでとうございます。

複雑な思いをされていらっしゃるのですね。この思いのやり場はどこに!? というかんじですね…。

ジャイアンみたいなガキ大将、たのもしいですね。ガキ大将がいるから、喧嘩しあう子どもたちを仲裁できたり、上の世代から下の世代へと継承があったり、そんな子どもたちの社会があったんですよね。
でも、今は、ほんとに、ガキ大将はドラえもんの中にいるだけですね。

実は今日、某YouTubeでドラえもんを見てしまって…やさしいジャイアンにほろりとしてしまったりしたところです。特番や映画だといいところを見せるジャイアン、彼がいないと、子どもの世界は成り立ちませんね…。

Posted by : jun : 2006年10月10日 01:09

1歳半のムスコがいます。
未だに女の子に間違われます。
(私にはどうしても男の子にしか見えないのですが)
そのせいなのか、公園などでも女の子のママさんたちに
「あの○○くんはちょっと乱暴だから気をつけてね」
「そっちは男の子ばっかりで危ないよ」
と親切に声をかけてもらったりします(苦笑

私はもちろん、ムスコには怪我をさせたくないし
誰かを怪我させたくもないけれど
なんというか「ある程度の」危険や痛みって
そろそろ知っても大丈夫だと思っています。
滑り台の上から落とされるのは危険すぎるけれど
順番争いで(階段下あたりでの)押し合いは必要だと思うし
鋭利なもので傷つけられるのは危険すぎるけど
おもちゃの取り合いでぶつかり合うのは必要、というか。
上手く書けませんけど。

そして乱暴というかやんちゃというか活動的かどうかっていうのは
性差ではなく個人差なんですよね、結局は。
女の子だから弱くて、男の子は強い、ってことは言い切れないし。

Posted by : Mini : 2006年10月10日 13:01

Miniさん、コメントをいただきありがとうございます。

痛みを知らずに成長した子は、思春期になって人を平気で傷つけると言われたりしますね。もちろん、痛みをわからせるために殴る蹴るをしろということではなく、ぶたれると痛いし悔しいんだという、弱者の気持ちを理解できる体験をするのも幼児期には大切ということですね。子どもが手を出したときに、大人がその場で痛みを教えてあげることが大事だということですね。つまり大人には注意深さと思慮深さが必要になるわけです。「ぶったりして悪い子!」とひっぱたいて終わりでは、何にもならないわけです。なぜお友達が泣いているのか、どうしたらよかったのか、それを教えて一緒に考えてあげることが大事ですね。

それは、男の子だから女の子だからということではないんですよね。その子の個性なんだと、両方の性の子どもを持つと思います。

Posted by : jun : 2006年10月10日 17:41

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