私を地下鉄博物館に連れてって
「おかあちゃんを、地下鉄博物館へ連れていきたい!」と、アトムが言いました。
地下鉄東西線葛西駅を降りると、すぐに地下鉄博物館。おとな210円、こども100円の入館チケットを買って入ります。真っ先に行くのは、もちろん『メトロパノラマ』。この日は11時、13時、14時、15時からの開始です。おねえさんの電車の紹介に合わせて地下鉄の模型が走り出します。グルグルグルグルと模型が走っていきます。でも、当たり前だけれど、どれも地下鉄。他の電車の博物館だと、新幹線だとか特急だとか花形電車が走って盛り上がったりするけれど、地下鉄、どうもいまひとつ華がありません。線路に照明が点いたりして、あちこちライトアップしたりしててカッコイイんだけれど、いかんせん地下鉄。でも、そんなのはアトムには関係ありません。嬉しそうに見ています。
地下鉄博物館の中に食事の施設はありません。あまり広くはないけれど休憩コーナーがあるので、受付のお姉さんに許可をもらっていったん退館して、駅前のケンタッキーフライドチキンを買い込んできます。再入場。休憩コーナーには、テーブルとベンチ、飲み物とお菓子の自動販売機も。でも、ゴミ箱がありません。大量の食べ終わったあとの袋とか紙コップとかを捨てられずに持ち歩く羽目に…。ゴミ箱を置かない、徹底してます東京メトロ。
トイレは1ヶ所。中には個室がけっこうあるけれど、ベビーキープはないみたい、子ども用の小さな便座はあるけれど。ベビーシートではなくてベビーベッドがひとつ。授乳室はないかな。
次にやりたいものは、もちろん『運転シミュレーター』。列に並びます。この日は空いていたので、あまり待たずに順番が来ます。アトムがやるとウランもやりたい。丸ノ内線と東西線にふたりそれぞれ並んで、おじさんに指導してもらいながら運転! ウランはとうちゃんの膝に乗って運転! 隣にある千代田線は、小さな子は運転できないよう。
子どもが直接遊んだり体験したりできるものは、他にはあまりないようです。地下鉄のつくりかたなどを映像や模型やパネルで展示してあるコーナーが多く、子どもたちは、そのあたりは面白くないよう。『地下鉄のしくみ』にある電車は運転席に座って操作できるので、もっぱらそこで運転士さんごっこが展開。
「あっ。ここ、素敵」とかあちゃんが立ち止まったのは、『日本最初の地下鉄電車』。昭和2年の上野駅。少しここゆっくり見たい…見たいっていうのに…おーい、かあちゃんに地下鉄博物館を見せてくれに来たんじゃないのかぁ~! とっとと行ってしまうアトム。レトロ電車にゃキョーミないのか。
隣の丸ノ内線第1号車も素敵。この柄がやっぱり馴染みがあるなぁ…。この柄の丸ノ内線、かあちゃん昔、夜中によく乗ってたっけ…。どんどん行ってしまうアトム。かあちゃん思い出に浸る間もない。
電車をいじっていれば、いつまでも飽きない子どもたち。ウランもいつのまにか電車好きになっちゃったようで。
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