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2004年11月12日
地震、もう来ないよ
突然、「地震、もう来ないよ」と、昼過ぎにアトムが言い出した。
「地震、もう来ないよ」「地震、もう、いっちゃったよ」「地震、もう、バイバイしたよ」「地震は、もうだいじょうぶだよ」。しつこく繰り返した。
その後の言葉に驚いた。
「ことりは、もう、いっちゃったよ。からすのおかあさんのところにいっちゃったよ。ことりはすばこに帰ったよ。ことりは、もう、ねんねするよ」。
…………ことり?
なんのことか分からなかったけれど、ハッと気がついた。最初の大きな地震があった日、ウチのすぐ横にある竹やぶを帰宅で通りかかると、スズメらしい小鳥が大量に竹やぶに群らがって、たいへんな喧騒で鳴いていたのだ。「今日は鳥さんたちがなんだかすごいねー」なんて言いながら家に入り、その30分後にあの地震が起きた。その小鳥たちの異常な群れと鳴きは、その夜、朝まで途切れることはなかった。余震も何度もおきた。
地震の前兆の現象がいろいろと言われることがあるけれど、あの鳥の様子は、それだったのだと、後になって気がついた。そういうものを、初めて体験した。アトムは、そのことを言っていたのだ。「でも、ことさらに、それを、今、言うのは、なぜ……?」と考え、またハッと気がついた。
アトムの様子がおかしかったのは、ストレスとか揺れへの恐怖のためとかでなく、鳥たちと同じように、なにかの異常を体で感じとっていたのではないのだろうか?
電磁気とかイオンとか太陽の黒点とかいろいろ言われている…なにかそういう…地震が起きるときに発せられるなにかを感じ取っていて、それゆえに不安になったりひとりになるのを嫌がったり変に落ち着きなく騒いだりしていたのではないだろうか…鳥がそうだったように。小さな生き物の本能というか、第六感というか、そういうもの…。普段から、そういう感覚の鋭い子だ。ダテに野生児をやっていない。その感じていた「なにか」が、たぶん、さっき、昼過ぎに、なくなったのだ。
たぶん、もう、大きな余震は、来ないのだろう。
地震危険予知
Date : 2004/11/12 00:00
Posted : 育児な手帖管理人
Category : 育児なカラダ
Tags :
None
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コメント
…おおおおお! なんだか上手く表現できませんが、子どもって人間が自然界の中の一部だということをこんなにも教えてくれるのに、大人は何やってんだろう、って情けなくなりました。すごい、本当にすごい!
Posted by : koume0805 : 2004年11月12日 00:00
3才ぐらいだと、まだ感覚だけで生きているんでしょうねぇ。でも、ちょっと背筋がぞくっとしました。
Posted by : ta_ke_chun : 2004年11月12日 00:00
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